桜ヶ丘3丁目にある中尾塚古墳は昭和45年、住宅開発に先立って発掘調査が行われたそうです。
6世紀後半に造られた横穴式の古墳で須恵器と耳輪が出土しています。
桜2丁目にある稲荷社古墳(正丸稲荷神社)は神殿に利用されているため発掘調査は行われていません。
拝殿裏側にまわると墳丘であることがうかがえます。
箕面市西部にあった古墳群はそのほとんどが開墾などにより消滅していて、調査の行われた古墳も盗掘などにより詳細はわかっていません。
如意谷で発見された弥生時代の銅鐸は有名ですが、このことからも箕面では大昔から人々が生活をし有力者がこの地域を治めていたことがうかがえます。
古代、箕面はどのような景色が広がっていたのでしょうか。どのあたりまでが海で、村はどこにあったのでしょう。箕面山麓から大阪平野を眺めながら古代の風景を想像してみてはいかがでしょうか。
下の地図は中尾塚古墳の位置です。