マメ科ミヤコグサ属。花期は4~10月。
春に見つけたミヤコグサ風のお花と、秋に見つけたミヤコグサ風のお花。どうしたら見分けられるか調べてみました。
見分け方
在来種のミヤコグサと外来種のセイヨウミヤコグサはとてもよく似ていて、お花をつける数がミヤコグサは1~3(4)個くらい、セイヨウミヤコグサは3~7個くらいだそうです。牧野富太郎植物記には、ミヤコグサは「花はふつう二個ずつつく」とありました。
萼筒と萼裂片の長さにも違いがあるようで、萼筒より萼裂片の方が長いのはミヤコグサ、萼筒の方が長いのはセイヨウミヤコグサだそうです。
※萼筒は萼がくっついて筒状になっているところ、萼裂片は萼が分かれているところ
毛の有無にも違いがあるそうですが個体差があって決め手にはならない感じでした。
撮影時期と場所の違うふたつのお花を見比べてみました。
ミヤコグサかなと思ったお花
9月撮影。お花の数が1~3個くらいで萼裂片が長い。
セイヨウミヤコグサかなと思ったお花
5月撮影。お花の数が4個くらいで萼裂片の方がやや短い感じがする。
あまり自信はありませんが、今度見つけたら萼を観察してみたいと思います。
名称の由来
牧野富太郎植物記に名称の由来が記されていました。
京の都の大仏まえ耳塚のあたり(東山)にはびこっていたので「都草」とつけられたそうです。また、その色から「黄金花」、その形から「烏帽子草」とよばれることも。
お花の色が黄色から赤色に変化するものをニシキミヤコグサというそうです。