アゼナ科スズメノトウガラシ属。
田んぼの中に生えていました。田んぼの近くや水辺にはこのような形のお花(唇形花)の種類がいくつかあって、遠目では似ていても実は違うお花だったりします。
お花の色・姿かたちと葉の様子をよく見ると見分けられそうです。
このお花はアゼナとトキワハゼが続く畔のその先に続いて咲いていて通り過ぎそうになりました。
トキワハゼよりお花が平たく、タケトアゼナよりお花が大きく、淡いピンク色をしています。
図鑑(2007年発行)にはスズメノトウガラシという名称で掲載がありましたが、見た目が違ったのでインターネットで調べてみました。
「ヒロハスズメノトウガラシ」であることがわかったのですが、「スズメノトウガラシの変種(エダウチスズメノトウガラシやヒロハスズメノトウガラシ)は分けない扱いとなった」という記述を見つけました(参考サイト:『三河の植物観察』)。今度図書館に行ったら調べてみます。
同じ仲間のエダウチスズメノトウガラシと比べると、ヒロハスズメノトウガラシのお花はより平たくてお花の下側が短いので見分けられそうです。お花から覗く鮮やかな黄色の雄しべも特徴的です。
(参考サイト:『Flora of Matsue(松江の花図鑑)松江市周辺の野草・樹木の花やシダの名前を季節や科名で調べる花図鑑』)
トウガラシに似た小さな実をつけることが名称の由来だそうです。花期は8~10月。