(アメリカオニアザミの写真は随時追加しています。)
キク科アザミ属。外来生物法で要注意外来生物(※)に指定されている植物です。
※「要注意外来生物」は2015年に廃止、代わって環境省・農林水産省が作成する「生態系被害防止外来種リスト」に指定されています。(2020年7月14日追記)
とげとげしい見た目の通り、葉や茎・花の下部に鋭い棘があって触ると怪我をする恐れもあり、全国で駆除の活動をすすめている自治体や有志団体などがあります。
箕面市でもアメリカオニアザミは所々に見られ、有志の方々が情報を集めて除去作業に取り組んでおられます。
昨年(2019)箕面市石丸の空地で見た140cm前後のアメリカオニアザミの一帯はその背丈に迫る大きさと気持ち悪さに圧倒されました。
ロゼットという小さい状態で周囲が土なら除去は比較的容易だそうですが、根から除去する必要があるためコンクリートの隙間から生えているものを完全に除去することは難しいそうです。棘があるので容易に触れることができず、成長すればそれだけ大変な作業になることが予想されます。
まだ小さい状態のうちにできるだけ多くを除去しておけば、開花と拡散を防ぐことができるかもしれませんし、子どもが触って怪我をすることを防ぐこともできるかと思います。
箕面市では『箕面からアメリカオニアザミを除去しよう - 外来植物アクション市民の会・箕面(※)』という市民組織があり、学習会を開いたりfacebookページを開設してアメリカオニアザミの情報を集めて除去作業を行うなどの活動を行っているようです。
「これはアメリカオニアザミかもしれない」と思う植物をもし見かけたら、その写真と場所の住所を「箕面からアメリカオニアザミを除去しよう - 外来植物アクション市民の会・箕面」のfacebookのページに投稿すると、現地を確認した後除去作業を行ってくださいます。
※現在は『箕面からアメリカオニアザミをなくす会』に名称を変更しています。(2020年7月14日追記)
自宅の敷地など自身でできる範囲は積極的に除去を行い、所有者のある土地で見つけた場合はトラブル防止のためにも上記の会に連絡するのが良いかと思います。
花期は7~10月。秋に綿毛を飛ばします。初夏にはもう開花したものが多数報告されていて、秋でなくても開花結実したら綿毛を飛ばすようです。
今年(2020)最初に開花しているアメリカオニアザミを見たのは5月2日でした。
アメリカオニアザミを見たことがない・見分け方や特徴がわからないという方のために、できる限り多くの写真を掲載いたします。どうぞ参考になさってください。
わかりやすい見た目の特徴としてはやはり棘で、触るととても痛いです。怪我の恐れがありますので確認のために触れることもおすすめしません。ご自身で除去される場合はご注意ください。