プロやセミプロの対局を見ていると、基礎となる手筋(テクニック)の上にある、「展開の読み・萌(きざし)」に気づき、対応する力が重要だと感じる 今回はその萌(きざし)をどのようにして得る事ができるのかのポイントをまとめたい。
1.将棋に向かう意欲を高める(将棋は工夫により楽しくできる)
2.集中力を高め、駒の動きと自分の思考を一体化させる(一手違いで形勢は動く)
3.どの局面でも玉を詰め・守る方法を常に考える(目先の駒のやり取りに囚われない)
4.展開を切り開く駒の活用法を考える(坂田三吉翁の言う銀の活かし方)
5.別の危険やチャンスがないかを必ず考える(長考で良い。 数息感で大きく呼吸しリラックス)
私は子ども達に、この萌(きざし)を得れる大人になって欲しいと願っている。